スカビオサはマツムシソウ科の植物で、別名セイヨウマツムシソウとも呼ばれています。

暑い季節に、色とりどりの爽やかな花を見せてくれるスカビオサは切花としても重宝できます。この記事では、そんなスカビオサの育て方や栽培方法のコツについてご紹介します。

スカビオサの特徴・育て方のポイント

スカビオサはヨーロッパが原産の植物で、1・2年性のスカビオサ・アトロプルプレアや、多年草のスカビオサ・コーカシカがよく見かける品種です。

花色は赤・白・青・ピンクなど色が豊富で、背丈は30cm〜1mくらいのものがあるので、草丈の高い品種を選べば切花としても利用できます。

スカビオサの育て方のポイント3つ

  • 酸性の土を嫌うので、苦土石灰を使って土を中和する
  • 過湿や蒸れに弱いので、風通しをよくしておく
  • 日当たりと水はけの良い環境を作る

スカビオサの栽培スケジュール

スカビオサは春と秋の2回種まきができますが、高温多湿に弱く、寒さには強いので秋まきで冬越しをさせて育てるのがおすすめです。

早春に苗が出回りますので、初めての場合は苗を購入して育てるのも良いと思います。

開花期間は品種によって春咲き・秋咲き・四季咲きがあり、1・2年性のスカビオサ・アトロプルプレアは春咲き、多年草のスカビオサ・コーカシカは四季咲きで6月から10月までと長い期間花が咲きます。

種まき 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

スカビオサの育て方の手順

スカビオサの育て方の手順

スカビオサの育て方は以下のような手順になります。

種まき・育苗

水はけの良い清潔な土をポットや育苗箱に入れ、種をまいたら土を薄くかぶせしっかり水やりをします。

乾燥しないように気をつけながら発芽するまでは明るい日陰で管理してください。

定植させる時の土作り

スカビオサは過湿・湿気に弱いため、水はけの良い土で育てることが大切です。

庭に植える場合

庭土の場合水はけが悪い状態のことも多いので、腐葉土や山砂を混ぜておくと土の水はけを改善できます。

またスカビオサは酸性の土を嫌うため、事前に苦土石灰を土に混ぜて酸度を中和しておきましょう。

プランターに植える場合

市販の培養土(できれば山野草培養土がおすすめ)でも構いませんが、自分で土を作る場合は赤玉土(小粒)5:腐葉土5程度の割合で配合します。

元肥

元肥として植え付ける時に緩効性肥料を混ぜておきましょう。

肥料入りの培養土を使用する場合は追加で入れる必要はありません。

植え付け

蒸れや過湿を嫌うため、20cm程度間隔をあけて風通しの良い状態で植えつけてください。

植えつけ時期は気温が15度〜20度ぐらいが適しています。

管理場所・日当たり

日当たりが悪いと生育が悪くなりますので、日当たりと風通しの良い場所で育てます。

ただし真夏の暑さには弱いので、プランターで育てる場合は半日陰に移動させると夏越しがしやすくなります。

水やり

過湿を嫌うため水のあげすぎには注意しましょう。

朝に土の表面を確認して乾いているようであれば、しっかり水やりをします。

庭に地植えをした場合は、最初の植えつけ時にしっかり水やりをすれば基本的には必要ありません。

追肥

花が咲く時期は養分を必要としますので、液体肥料を与えてください。

鉢植えの場合は土が少なく肥料切れを起こしやすいので、真夏を避けて春と秋の2回緩効性肥料を与えます。

花がら摘み

咲き終わった花はこまめに摘んでおくと、次の花が咲きやすくなります。

切り戻し

花が一度咲き終わったころに、半分ぐらいに切り戻しをしておくと再度花を咲かせることがあります。

また、本格的に暑くなる夏前にも切り戻しをしておくと、夏越しもしやすくなり秋にまた開花しやすいです。

切り戻しをすることで株の蒸れを防ぐ効果もあります。

植え替え

1年草のスカビオサは時期になると枯れてしまいますので植え替えの必要はありません。

多年草の場合は2年に1度のペースで植え替えをします。鉢植えの場合は、一回り大きなサイズのものに植え替えてください。植え替え時期は暑い時期を避けて春か秋に行います。

スカビオサの増やし方は?

スカビオサは挿し木と株分けで増やすことができます。またタネを採取することで次の年に育てることもできます。

植え替え・植えつけと同じく春か秋の気温が15度〜20度ぐらいの時期にするのがおすすめです。

株分け

株分けは株が大きくなった多年草のスカビオサであれば可能です。

掘り起こした株をナイフやスコップを使って切り分けます。

切り分ける時は花芽がそれぞれの株に均等になるようにしましょう。

切り分けたらそれぞれの株をすぐに植え直してしっかり水やりをしましょう。

挿し木

挿し木は、花が咲いていない新しい枝を10cm程度の長さに切って、バーミキュライトや挿し木用の土に挿して明るい日陰で管理します。

根が出るまでは土が乾燥しないようにしましょう。根が出るようになったら、通常通り定植させます。

うまく育たない時の原因は?

スカビオサがうまく育たない時は過湿など蒸れが原因になっていることが多いので、水のやりすぎに注意し、風通しをよくするように心がけましょう。

切り戻しや植える間隔をしっかり開けることで予防できます。

また日当たりと水はけの良い場所で育てると花付きもよくなります。

こんな病気や害虫に注意!

スカビオサが気をつけたい病気は灰カビ病です。

灰かび病は過湿が原因で起こりやすい病気ですので、日当たりがよく風通しの良い環境で育てるようにしましょう。

病気

灰かび病

害虫

特になし

過湿と蒸れに気をつけることがスカビオサを育てるコツ!

過湿と蒸れに気をつけることがスカビオサを育てるコツ!

やわらかな印象のスカビオサは夏の庭をより涼しく演出してくれる花です。花もあまり大きくないので控えめでやさしい印象ですよ。

暑さと蒸れに弱い植物ですので、夏越しがうまくできるように育てることがポイントです。

ぜひ暑い季節に涼しげなスカビオサを育ててみてはいかがでしょうか。

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