バラの挿し木が枯れる原因は?バラの挿し木を成功させるコツ

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バラが好きで自宅で育てている方の中には、気に入ったバラをもっと増やしたい!と思って挿し木にチャレンジする方も多いと思います。

自分の手で増やすことができたら、もっと愛着がわきそうですよね。

でもせっかく挿し木をやってみたのに、なかなか思うように育たないという場合もあると思います。今回はバラの挿し木が枯れる原因と成功させるコツについてご紹介します。

目次

バラの挿し木が枯れる原因は?

バラの挿し木が枯れる原因でよくあるものをまとめてみました。

水切れしてしまった

数日忙しくて挿し木のことを見てなかった!という間に、枯れたりしたことはないですか?

バラの挿し木は最初は根がない状態からスタートしますので、水を吸い上げる力が弱いです。

そのため、いかに水分のある環境を維持できるかが大切です。

気温が高くなってくると、それだけ挿し木を挿している用土の水分も蒸発しやすくなります。

土が乾いている状態が続くと挿し木が乾燥して枯れやすいです。

雑菌で腐れてしまった

挿し木は雑菌に弱いので、菌が繁殖した環境になると切り口から菌が入ってしまい腐れやすくなります。

腐れてしまうと復活するのも難しいのでその挿し木はあきらめないといけません。

清潔な環境で育てないと挿し木は失敗しやすいです。

必要以上に挿し木を動かしてしまった

挿し木は根が出るまでが気長に待たないといけないですよね。

なのでついつい「そろそろ根が出たかな?」と思って、思わず挿し木を抜いてみたり動かしてみたりしたことはないでしょうか。

根がちゃんと育つまでは挿し木はデリケートな状態ですので、むやみに扱うと挿し木の切り口が傷ついてしまいます。

また手で扱うことで雑菌が入るきっかけになりますので、むやみに挿し木を扱わないようにしたほうが良いです。

バラの挿し木を成功させるコツは?

次のバラの挿し木を成功させるコツについてもいくつかご紹介します。

挿し木は5月ごろがベスト

挿し木は新しい枝がよく伸びてくる5月~6月がおすすめです。

秋に挿し木をすることもできますが、冬越しの管理をするのは大変かもしれないので、春先から始めるのが一番やりやすいと思います。

挿し木をする人にとっても作業しやすい時期を選ぶことも成功するコツです。

節を3つほど残して挿し木を用意する

挿し木にする枝は節(葉っぱが出ている箇所)が2~3つぐらいある状態で切ってください。

節がある状態じゃないと枝が伸びないので成長できません。

切り口をカッターで斜めに切る

挿す部分を清潔なカッターで斜めに切って断面を多くします。

そうすることで水にあたる面積が増えるのでおすすめです。

はさみなどで切ってしまうと断面がつぶれてしまい、根が生えづらくなります。

葉っぱを一部だけ残す

挿し木についている葉っぱは一番上にあるものだけ残して、他の葉っぱは摘み取ります。

葉っぱの数が多いと水分の蒸発が多くなるので、挿し木の負担になります。

コップなどに水を入れてしばらく浸けておく

土に挿す前に、コップなどに水を入れて挿し木を1~2時間ほど浸けておきましょう。

できるだけ水分をたくわえた状態で挿し木にしたほうが枯れづらくなります。

切り口をルートンなど促進剤につける

成功率をあげるために、挿し木の切り口をルートンなどの発根促進剤をつけておきます。

持っていない場合はしなくても大丈夫ですが、使ったほうがうまくいきやすいです。

赤玉土やパーライトに挿す

雑菌の繁殖を防ぐために、挿し木を挿す土は清潔な新しいものがおすすめです。

赤玉土やパーライトを挿し木を挿す前によく水をかけて水分を含ませてから、挿し木を挿していきます。

挿す時は事前に割りばしなどで穴をあけてから挿すと、挿し木の切り口を傷つけずに済みます。

根が出るまでは水切れをするのが一番よくないので、しばらくは受け皿などに水をためて土が乾燥しづらくするのも良いと思います。

明るい日陰で管理

直射日光がよく当たる場所だと挿し木が日差しに負けて枯れてしまいます。

できるだけ涼しく、明るい日陰で管理してください。

室内の明るい窓辺(暑くない場所)で管理するのもおすすめです。

根が出るまでは水切れに注意

根が出るまでは水切れに注意しましょう。水をあげる時は底から水が流れ出るぐらいしっかりあげると、雑菌の繁殖を防げます。

受け皿に水をためている場合は毎日取り換えましょう。

根が出るまで早くても2~3週間はかかりますので、それまで挿し木を手で扱ったりせずじっと待ちます。

挿し木をしてからは2か月ぐらいは同じ環境で育ててください。肥料もあげる必要はないです。

その後根が良く育つと底から根がはみ出るぐらい伸びてきます。

葉っぱの数も増えてきたら成功している証拠ですので、そうなったら挿し木を小さな鉢などに移植してさらに大きく育ててください。

清潔で涼しい環境で、水切れをさせないのが挿し木の成功のコツ!

バラは挿し木の成功率も高いので、慣れてくるとより簡単にできるようになると思います。

ただし挿し木は個人で楽しむのは良いですが、品種によってそれを誰かにあげたり渡したりするのは法律違反になることもあるのでやめましょう。

清潔で涼しい環境で水切れをさせないのが挿し木のポイントですので、ぜひ気を付けて挑戦してみてください。

バラの育て方・栽培方法のコツ

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