ナスタチウムの育て方・栽培方法のコツ

ナスタチウムの育て方。移植をしない事と花がら摘みがうまく育てるコツ。
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ナスタチウムはノウゼンハレン科の1年草で、別名キンレンカ、ノウゼンハレンと呼ばれています。ハーブや食べられる花としても利用されている便利な植物です。

そんなナスタチウムの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

ナスタチウムの特徴について

ナスタチウムは春まきの1年草なので、基本的には花の咲き終わる冬には枯れてしまいますが、寒さのおだやかな暖かい地方では冬越しができれば何年も育つことがあります。

黄色・赤・オレンジといったビタミンカラーの花色が特徴で、茎を伸ばして這うように育っていきます。そのためグラウンドカバーとしても利用されています。

ハンギングや鉢植えで育てると、茎が下に垂れ下がるように育っていくので寄せ植えとして他の花と組み合わせると全体のボリュームが出ます。またハスの葉に似たような丸い形の葉も特徴です。

ナスタチウムの育て方スケジュール

ナスタチウムは真夏の暑い時期は花が咲かなくなりますが、それ以外の春から秋にかけて開花します。

種まきは発芽温度に合わせて、春になり暖かくなってきた頃がタイミングです。

種まき 3月〜4月
植え付け 4月〜5月
開花 5月〜7月、9月〜10月

ナスタチウムがよく育つ土の性質

ナスタチウムは過湿に弱いため、水はけの良い土を好みます。地植えの場合は腐葉土・軽石を混ぜて通気性と水はけをよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土5:腐葉土3:軽石2の配合の培養土を作り、水はけをよくしておきます。

ナスタチウムに必要な肥料

ナスタチウムは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

基本的にあまり肥料を必要としないので、植え付けの時以外は肥料は必要ありません。

ナスタチウムを植える時のポイント

タネを植える時

発芽温度が15度〜20度なので、春になって気温があがったころがタイミングです。

ポットなどに種をまいて、土をかぶせて発芽するまでは半日陰で育てます。発芽したら日当たりの良い場所で育てましょう。

苗を植える時

本葉が5枚ほどになったら、植え付けのタイミングです。根を崩さずそのまま植えてください。

地植えで並べて植える場合は、株間を20cmほどあけておきましょう。

ナスタチウムを育てるのに適した場所

ナスタチウムは日当たりの良い場所で育ててください。また風通しの良い場所だと、蒸れにくく株が弱りにくいです。

鉢植えで育てる場合は、真夏の暑い期間は半日陰に移動して株が弱らないようにしましょう。

ナスタチウムの水やりの頻度

植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。

地植えの場合

地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

ナスタチウムは植え替えはしないように注意

ナスタチウムは移植を嫌うため、一度植え付けたあとは植え替えたりしないようにしましょう。

種まきをする時に直播をしてそのまま育てるのもおすすめです。

ナスタチウムは花がら摘みをこまめに行う

花が咲き終わってしおれてきたら、こまめに花がら摘みをしてください。

花をそのままにしておくと、種を作ろうとして株の栄養を奪ってしまうため、花がら摘みを行うとその分次の花が咲きやすくなります。

ナスタチウムの花はトロピカルな雰囲気にぴったり

赤や黄色の明るい色合いのナスタチウムの花は、トロピカルな雰囲気になり夏の暑い雰囲気によくあいます。

地を這うように茎がのびていくので、地植えにすれば地面に広がるように育ち、ハンギングや鉢植えにすると下に垂れるように育つので場所によって違った見た目になります。

ぜひ一度ナスタチウムの花を育ててみてはいかがでしょうか。

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