ルコウソウの育て方・栽培方法のコツ

ルコウソウの育て方。種まきの方法や水やり、移植・摘芯について。
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ルコウソウはヒルガオ科の1年草で、つる性の植物です。生育が旺盛で、つるがよく伸びるのでフェンスなどに絡ませて育てるときれいに育ちます。

そんなルコウソウの育て方、種まきや水やり、土作りなどについて、この記事でご説明します。

目次

ルコウソウの特徴・育て方のポイント

ルコウソウは生育が旺盛な植物で、草丈が1m〜2mほどの高さになります。

花の色は白・赤・ピンクがあり、花の大きさは3cm程度ですが星のような形の花が咲くのが大きな特徴です。

葉は切れ込みがありギザギザとした見た目をしていて、全体的に個性的な雰囲気があります。

ルコウソウの育て方のポイント3つ

  • 種まきは気温が高くなってから
  • 移植を嫌うので、直まきで育てるか、根を傷つけないように植え付ける
  • ネットやフェンスに絡ませてながら育てる

ルコウソウの栽培スケジュール

ルコウソウの栽培スケジュール

ルコウソウは夏に咲く花なので6月から9月が開花時期です。1年草のため花が咲き終わったあとは枯れてしまいます。

種まきはルコウソウは気温が高くないと発芽しないので、5月以降にしっかり気温があがってから種まきをします。

種まき 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

ルコウソウの育て方の手順

ルコウソウの育て方は以下のような手順になります。

種まき・育苗

ルコウソウは発芽温度が20度〜25度と高めなので、気温が高くなってから種まきをしてください。皮がかたいので、一晩水につけて吸水させてから種まきをすると発芽しやすくなります。

ルコウソウは移植を嫌うので、育てたい場所(庭・プランター)に直まきをして育てるのがおすすめです。数センチほど間隔をあけながら種まきをして、薄く土をかぶせたら発芽するまで乾燥に気をつけて育ててください。

たくさん種をまいた時は、発芽して本葉が増えてきたら間引きをして間隔があくようにします。

土作り

地植えの場合はまず植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜて土のpHを調整しておきます。数日ねかせてよく馴染んだら、腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。市販の草花用の培養土でも構いません。

地植え・鉢植えの場合どちらも元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

植え付け

ポット苗を購入して育てる時は、根鉢を崩さずそのまま植え付けます。ルコウソウは直根性で根を傷つけると育たないので、植え付けの時は根を直接触らないようにしましょう。

地植えで植え付ける時は株間を30cmほどあけて植え付けてください。

管理場所・日当たり

ルコウソウは日当たりの良い場所で育ててください。

夏の日差しや暑さにも強い植物なので、家の日差しよけにグリーンカーテンとして育てるのもおすすめです。

水やり

根付いて株が大きくなるまでは特に水やりには注意しましょう。

地植えの場合

地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。雨が降らず株が弱っているようであれば、補助的に水やりをしてください。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

追肥

ルコウソウはあまり肥料は必要としない植物なので、生育中は追肥は必要ありません。

支柱たて

ルコウソウはつる性植物なので、そのままだと草姿をきれいに保てません。ネットやフェンスなどにからませながら育てると、見た目も綺麗になります。

開花・花がら摘み

開花時期は花がたくさん咲きますので、咲き終わった花はこまめに摘み取ります。花がら摘みをする時は、花の2〜3センチ下を切り取れば大丈夫です。

花がらをそのままにすると種を作ろうとして株の栄養を奪ってしまうので、こまめに花がら摘みをすると次の花が咲きやすくなります。

摘心

ルコウソウは生育中につるが伸びてきたら、つるの先を切る(摘芯)ことでそこからわき芽が増えて、つるの数が増えボリュームが出ます。

花数も増えるので、大きく育てたい場合は摘芯をするようにしましょう。

種とり

8月ごろが花がよく咲く時期になるので、花の咲き始めはこまめに花がら摘みをして次の花を咲かせましょう。夏の終わりになってきたら花数が減ってくるので、その花をそのままにしておくと実ができて種が収穫できます。

枯れて乾燥してきた頃が種とりのタイミングです。

うまく育たない時の原因は?

ルコウソウが枯れてしまった

ルコウソウは寒さに弱い植物なので、基本的に秋以降に気温が低くなるにつれて自然と枯れてしまいます。

また移植に弱い植物なので、植え替えを何度もしたり、ポット苗を植え付ける時に根を傷つけるとうまく育たないことがあります。

種から育てる時は直まきで、ポット苗を植える時もできるだけ株が大きくなる前の早い段階で植え付けをすると失敗が少なくなります。

ルコウソウの花が咲かない

花が咲かない時はいくつか原因があります。

あまり肥料を必要としない植物なので、追肥は基本的に必要ありません。肥料を与えすぎると肥料焼けを起こしやすくなりますし、チッソの多い肥料を与えると葉ばかりが茂って花が咲きにくくなります。

またルコウソウは短日植物といって日が短くなることで花を咲かせる習性があるので、夜間に照明が当たらない場所で育てたほうが花が咲きやすいです。

こんな病気や害虫に注意!

ルコウソウは病気や害虫の被害を受けにくい丈夫な植物なので、基本的には気にしなくて大丈夫です。場合によっては以下のような病気や害虫の被害を受けることがあります。

病気

うどんこ病

害虫

アブラムシ

ハダニ

ルコウソウで一味違ったグリーンカーテンを楽しもう

ルコウソウの栽培スケジュール

夏の季節はよくゴーヤやアサガオの苗でグリーンカーテンを作るのは聞きますが、ルコウソウでもグリーンカーテンを作ることができるのでおすすめです。

暑い時期に元気に花を咲かせる植物なので、日のよく当たる場所で大きく育てると花もたくさん咲きますよ。

というわけでルコウソウの育て方・栽培方法についてでした。

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