キク(菊)はキク科の多年草で、別名ポットマム、スプレーギクなどと呼ばれています。日本では古くからなじみ深い花で、切り花や仏花としてもよく使われています。

そんなキクの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

キクの特徴について

キクは草丈が低いものは20cm前後から、大きなものは1mを超えるものまであり、花の大きさも小花から大輪を咲かせるものまで品種が多くバリエーションが豊富です。

花色は黄色や赤・オレンジのビタミンカラーが多く、他には白や紫などあります。

多年草なので、同じ株を毎年育てて花を咲かせることができ、また挿し芽で株を増やすことも比較的簡単です。

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キク(菊)の育て方スケジュール

キクは種から育てることもできますが、苗を購入して植え付けて育てたほうが簡単です。

秋咲のキクの場合は、春以降に種まきや植え付けをします。

種まき 4月〜5月
植え付け 4月〜6月
開花 9月〜11月

キクがよく育つ土の性質

キクは水はけの良い弱酸性の土を好むので、地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。

キクに必要な肥料

キクは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

キクは肥料を多く必要とする植物なので、生育中は月に1回ほど緩効性肥料を追肥し、花が咲き出してからはリン酸とカリの多い液肥を与えてください。

キクを植える時のポイント

タネまきの方法

キクは発芽温度が15度〜20度くらいのものが多いので、春になって気温が高くなってきてから種まきをします。

鉢に種まきをして、土を軽くかぶせ乾燥に気をつけて発芽させます。発芽して本葉が2枚以上になったら、ポットに移植して育てます。

苗を植え付ける時

本葉が6枚ほどになって茎もしっかりしてきたら植え付けのタイミングです。

地植えにする時は株間を10cmほどは空けて植え付けてください。

キクを育てるのに適した場所

キクは日当たりと風通しの良い場所で育てるのがおすすめです。

夜に外灯やライトなど明るくなる場所の近くでは育てないほうが良いです。短日植物といって日が短くなると花芽をつける性質がキクにはあるので、夜は暗くなる場所を選びましょう。

キクの水やりの頻度

植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。

地植えの場合

地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

キクは花後は切り戻しをする

冬になって花が咲き終わったあとは、茎を半分ほど切り戻して冬越しします。

地植えの場合は、霜よけに株元にマルチングをして根が凍らないように気をつけてください。鉢植えの場合は、室内や玄関に置いて寒さ対策をすると冬越ししやすいです。

翌年の春以降にまた茎や葉がのびて花を咲かせてくれます。

キクは挿し芽で株を増やせる

好きなキクがあった時は、挿し芽で株を増やせば簡単です。

生育期の5月ごろが挿し芽をする時期として最適です。春以降に新しく伸びた芽を5cmほど切って、湿らせた赤玉土やバーミキュライトに挿して育てます。ルートンなどの初根剤を使用すると、より根が出やすくなります。

根が出るまでは土が乾燥しないように、受け皿に水をはるなどして日陰で管理しましょう。1ヶ月ほどすると根が出てくるので、ポットに移植します。

キクを育てて切り花・仏花として楽しもう

キクは茎も長く伸びるものが多く、切り花や仏壇の花としても利用しやすいです。

品種も多く色や形もさまざまなので、好きなキクを見つけて育ててみてはいかがでしょうか。

2018年4月21日 花の育て方