パンジー・ビオラの育て方・栽培方法のコツ

パンジー・ビオラの育て方。種まき・土作り・肥料・切り戻しについて。
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パンジー・ビオラはスミレ科の1年草で、別名三色スミレとも呼ばれています。寒い季節に鉢植えや庭で育てやすい、初心者にもおすすめの定番の花です。

そんなパンジー・ビオラの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

パンジー・ビオラの特徴について

パンジー・ビオラはスミレを園芸用に交配して作られた品種です。

はっきりとした区別はありませんが、分類としては花が大きいものがパンジー、花の小さいものをビオラと呼んでいます。植物学的にはどちらも同じ植物です。

日本では人気も高く花の色も豊富で、花の形も豪華な見た目のフリル咲きなど種類が多いので様々な見た目を楽しむことができます。

もともとは春に咲く花ですが、品種改良によって秋すぎから春まで長く楽しめるようになりました。どちらも育て方は基本的に同じなので、あわせて育て方を覚えておくと良いですね。

パンジー・ビオラの育て方スケジュール

パンジー・ビオラはタネから育てる場合は夏から育て始めます。

植え付けは冬ごろから春先までであれば可能です。早めに植えて根付かせればそれだけ長く花を楽しむことができます。

1年草で暑さには弱いため春をすぎて気温が高くなると枯れて、秋になったらまた新しい苗を植えて育てるのが一般的です。

種まき 8月〜9月
植え付け 12月〜3月
開花 11月〜5月

パンジー・ビオラがよく育つ土の性質

パンジー・ビオラは酸性の土を嫌い、水はけの良い土を好むので、地植えの場合はまず2週間前に苦土石灰を混ぜて土の酸性を中和します。そのあと腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。

パンジー・ビオラに必要な肥料

苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。栄養分がないと花付きが悪くなったりするので、元肥はしっかり与えておきます。

開花期間も次々に花が咲いては枯れるを繰り返すので、10日に1回ほどは液肥を与えましょう。

パンジー・ビオラを植える時のポイント

タネを植える時

パンジー・ビオラは比較的タネからでも簡単に栽培できます。市販のタネを購入しても良いですし、自分で育てたものからタネを収穫してとっておいても大丈夫です。

鉢に用土を入れタネをまいて、薄く土をかけて乾燥に気をつけながら日陰で管理して発芽させます。発芽率は良いので、失敗も少ないと思います。発芽したら日当たりの良い場所で育ててください。

本葉が3枚ほどになったら丈夫なものを、ポットに移植して置き肥をして育てます。

苗を植える時

秋以降まで育てて、花芽がつくようになったら植え付けのタイミングです。植え付ける時は少し根鉢を崩してから植え付けましょう。

地植えの場合は株間を15cmほどあけておき、冬になったら株元にマルチングをしておくと根が凍るのを予防できます。

パンジー・ビオラを育てるのに適した場所

パンジーやビオラは日当たりの良い場所で育てることで、花付きもよくなり丈夫に育ちます。

日当たりが悪いと茎が徒長して間延びした見た目になり、花付きも悪くなります。

パンジー・ビオラの水やりの頻度

植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。

地植えの場合

地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

パンジー・ビオラは冬と春に切り戻しをする

パンジーやビオラは切り戻しをすることで、より大きく元気に育てることができます。

冬の切り戻し

冬にこれから花を咲かせるという前に、思い切って苗全体を半分ほど切り戻してください。ざくざくとハサミで切ってしまって問題ありません。

購入した苗も、たとえ花がついていても植え付けたあとに一度短く切り戻したほうが、よりボリュームよく育ちますよ。

切り戻しをせずに育てるよりも、切り戻しをしたほうがわき芽が出て茎が増え、花をより沢山咲かせることができます。

春の切り戻し

パンジーやビオラは蒸れや高い気温には弱いので、3月をすぎて気温が高くなったら、蒸れを防ぐために切り戻しをします。

全体を3分の1ほど切り戻しをすると風通しもよくなり、また冬と同様にわき芽が出て花数も多くなります。

パンジーやビオラは丈夫なので、切ってもすぐにわき芽が伸びて短い期間でまた花を咲かせます。

パンジー・ビオラはこまめに花がら摘みをする

次々と新しい花が咲いては枯れるので、咲き終わった花はこまめに摘んで取り除いておきましょう。

そのままにしておくとタネができて、株の栄養を奪ってしまい花が咲きづらくなります。タネを収穫したい場合は、気温が高くなり花も全体的に咲き終わる頃で構いません。

それまではこまめに摘み取って、新しい花を咲かせて楽しみましょう。

鉢植え・ハンギング・地植えどこでも万能に使えるのが魅力

色も豊富で、寒さにも強い品種も最近は増えているので、地植えで沢山植えても綺麗ですし、鉢植えやハンギングで他の植物と寄せ植えをしてもまた違った印象になります。

秋以降はパンジーとビオラを育てるのは日本では定番になっていますが、育てやすく飽きのこない花なのでぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか。

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