キンセンカの育て方・栽培方法のコツ

キンセンカの育て方。種まきと肥料・水やりの仕方。摘芯・種の取り方について。
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キンセンカはキク科の1年草で、別名ポットマリーゴールドと呼ばれています。寒さにも比較的強く育てやすいので、地植え・鉢植え・ハンギングなど様々な植え方で楽しむことができます。

そんなキンセンカの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

キンセンカの特徴について

キンセンカはオレンジ色の花がとても鮮やかで、花の見た目はマリーゴールドに似ています。

草丈は草丈の低い矮性(わいせい)の20cmほどのものから、60cmほどの背丈の高い品種もあります。切り花やハーブとしても使われている実用性の高い植物です。

種の採取もしやすいので、一度育てれば毎年種まきをして育てることができます。

キンセンカの育て方スケジュール

キンセンカは春のはじめ頃から梅雨前までが開花時期です。気温があがってから生育がよくなります。

種まきは夏がすぎて少し気温が下がった9月が適期です。種から育てることもできますが、苗もよく出回るので苗から育てたほうが簡単です。

種まき 9月
植え付け 11月〜12月
開花 2月〜5月

キンセンカがよく育つ土の性質

キンセンカは弱アルカリ性で水はけの良い土を好むので、地植えの場合はまず苦土石灰を2週間前に混ぜておき酸性を中和しておきます。そのあと腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。川砂を混ぜるとより水はけがよくなります。

キンセンカに必要な肥料

キンセンカは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

開花中は新しい花が次々咲くので、10日に1回ほど液肥を与えてください。肥料は窒素分が少ないものを与えないと、茎が伸びすぎたり花付きが悪くなります。

キンセンカの種まきと植え付けについて

種まきの仕方

キンセンカの種は比較的大きく扱いやすいため、初心者の方でも育てやすいです。

鉢に土をいれ種まきをし、軽く土をかぶせて乾燥に気をつけながら発芽させます。発芽温度は15度〜20度なので、秋の涼しい時期に行います。

発芽して本葉が2枚になったらポットに移植します。液肥を与えると育ちがよくなります。

苗を植える時

本葉が6枚ほどまで育ったら、植え付けて定植してください。

地植えの場合は20cmほど間隔をあけておきます。

キンセンカを育てるのに適した場所

日当たりの良い場所で育てると、花つきもよくなり丈夫に育ちます。

午前中から午後にかけて日光のあたる場所で育てましょう。

キンセンカの水やりの頻度

植え付けて根付くまではしっかり水やりをしてください。

地植えの場合

地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

キンセンカは摘芯をすると、ボリュームが出る

植え付けてまだ蕾がつかない段階で、茎の先端を切って摘芯をしておくとそこからわき芽が出てボリュームのあるキンセンカに育てることができます。

花数を増やしたい時は摘芯をすることを忘れないようにしましょう。

霜が当たる場所はマルチングを

冬の時期、地植えやハンギングバスケットなど、霜が当たる場所で育てる場合は、ワラや腐葉土を株元にかぶせて寒さ対策をしましょう。

耐寒性はある植物ですが、根が凍ると植物が弱ってしまうので寒さ対策をしておくと冬越ししやすくなります。

キンセンカの種の取り方

花全体が咲き終わる5月ごろに、咲き終わった花をそのままにしておくと花びらが落ちて、その後グリーンの種が茎の先にできます。

種取りができる段階になると、グリーンの種のひとつひとつがばらけたように隙間ができるので、その状態になったら摘み取ってください。ばらすと、勾玉のような曲がった形の細長い種がたくさん採取できます。できるだけ大きな種を選んでおくと発芽もしやすくなります。

涼しい場所で保管して、また秋になったら種まきをして育てることができます。

キンセンカの暖かく明るい色で、春を彩ろう

春先のまだ寒い時期に、キンセンカの明るいオレンジ色の花は庭や花壇を暖かく彩ってくれます。

背丈の高い品種であれば、切り花として室内で楽しむこともできるのでおすすめです。ぜひ一度キンセンカを育ててみてはいかがでしょうか。

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