アイリスの育て方・栽培方法のコツ

アイリスの育て方。植え付け方・肥料・水やり・掘り上げについて。
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アイリスはアヤメ科の秋植え球根で、品種が多く色々な種類があります。日本のアヤメの仲間なので、見た目は馴染み深いと思います。

今回は園芸品種として人気の高い、ジャーマンアイリスとダッチアイリスの2つについてご紹介します。

目次

アイリスの特徴について

アイリスは150種類ほどの品種があり、草丈は60cm〜90cmほどで高さがあります。

品種によって花色も多く、代表的な紫の他に赤やオレンジ・黄色といった色があります。葉は日本のアヤメやショウブに似て、細長く先がとがった形をしています。

ジャーマンアイリス

ヨーロッパ原産の品種を園芸用に改良したものがジャーマンアイリスです。アイリスの中では特に人気が高く、多く出回っています。

花びらが波打った形をしていて、優雅な見た目が特徴です。豪華な花が好きな方におすすめの品種です。

ダッチアイリス

ダッチという名前の通りオランダで改良されたアイリスです。

ジャーマンアイリスよりも葉や花びらは細めでシャープな見た目が特徴です。繊細な印象の植物が好きな方はおすすめです。

アイリスの育て方スケジュール

アイリスは一般的に初夏の5月〜6月が開花時期です。

球根の植え付けは真夏を避けて、夏前の6月か夏をすぎた9月以降が適期です。

植え付け 6月、9月〜11月
開花 5月〜6月

アイリスがよく育つ土の性質

アイリスは酸性の土を嫌い、水はけのよい土を好みます。

地植えの場合

地植えの場合は事前に苦土石灰を混ぜて酸性を中和させます。そのあと腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えの場合

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。

アイリスに必要な肥料

アイリスは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

緩効性肥料はリン酸とカリ分の多いものを与えて、花付きをよくしましょう。

春から初夏までは液肥を月1回ほど与えます。肥料はあまりやりすぎないように育てたほうが良いです。

アイリスを植える時のポイント

ジャーマンアイリスの場合

過湿を嫌うので、20cmほど盛り土したところに植え付けてください。植え付ける時は浅めに植え付けましょう。

ダッチアイリスの場合

地植えの場合は5cmほどの深さで植え付けて、鉢植えの場合は地植えよりも浅く植えてください。

アイリスを育てるのに適した場所

ジャーマンアイリスもダッチアイリスも、日当たりと水はけの良い場所で育ててください。

過湿を嫌うので、日当たりが悪く土が湿りやすい場所は避けましょう。

アイリスの水やりの頻度

植え付け直後は、しっかり水やりをしてください。過湿を嫌うので、水のやりすぎは禁物です。

地植えの場合

地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

定期的に掘り上げをして、植え替える

毎年植え替える必要はありませんが、3年に1度ほどは掘り起こして植え替えます。

植え替え時期は夏の暑い時期は避けて、6月か9月にしてください。

品種によって違う見た目のアイリスを楽しもう

品種によって若干育て方が違いますが、基本的にアイリスを育てる上でのポイントとしては

  • 日当たり、水はけの良い場所で育てる
  • 地植えする場合は酸性を中和しておく
  • 水やりは過湿にならないように注意する

ということです。特に過湿は球根が腐れる原因になるので、水やりにはくれぐれも注意してください。

品種によって花の形や色もさまざまなので好きなアイリスを見つけて育ててみると楽しいと思いますよ。

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