カーネーションの育て方・栽培方法のコツ

カーネーションの育て方。種まき・植え付けの方法は?冬と夏の管理は?
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カーネーションはナデシコ科の多年草で、別名オランダセキチク、アンジャベルと呼ばれています。母の日の花としてカーネーションは日本でも有名ですね。海外にも母の日はありますが、違う花を送ったりプレゼントを渡したりと風習が少し違います。

そんなカーネーションの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

カーネーションの特徴について

カーネーションの草丈は15cmほどの低いものか120cmほどになる草丈の高いものまで品種が豊富です。

花は赤やピンク・白などが多く、花びらの先が少しぎざぎざした形のものが幾重にもかさなって咲きます。

カーネーションの育て方スケジュール

カーネーションの開花時期は、大まかに春と秋の2シーズンです。

暑さと寒さどちらもあまり強くないので、夏越しや冬越しの管理が少し難しく1年草の扱いとなることが多いです。

育て方としては雨に当たらず日当たりを調整できる鉢植えでの管理がおすすめです。

種まき 9月〜10月
植え付け 4月〜5月
開花 4月〜6月、9月〜11月

カーネーションがよく育つ土の性質

カーネーションは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土と川砂を混ぜて通気性をよくしておきます。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。川砂を少量混ぜるとより水はけがよくなります。

カーネーションに必要な肥料

カーネーションは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

生育期間中は月に2〜3回ほど液肥を与えてください。夏は株が弱るので、肥料は与えません。

カーネーションを植える時のポイント

タネを植える時

カーネーションの種まきは秋の9月〜10月がおすすめです。

土に種まきをして、薄く土をかけて乾燥に気をつけながら発芽させます。間引きをして丈夫なものを残し、本葉が6枚になったらポットに移植して日当たりの良い場所で育てましょう。

苗を植える時

冬を過ぎ春までポットで育てたら植え付け時期です。

植え付けるときは軽く根をほぐしてから植え付けてください。地植えにする場合は、蒸れに弱いので30cmほど広めに間隔をあけておきます。

カーネーションを育てるのに適した場所

カーネーションは真夏以外は日当たりの良い場所で育てます。花は雨に弱いので、雨に濡れない場所がおすすめです。

冬の管理は?

冬の寒い時期は、地植えの場合は鉢植えに植え替えて、室内の日当たりの良い窓辺などで管理したほうが冬越ししやすいです。

夏や冬の時期は枯れやすいので、割り切って1年草として育てるのも良いと思います。

カーネーションの水やりの頻度

植え付けて根付くまでは定期的にしっかり水やりをしてください。過湿に弱いので、あまり水をやりすぎないようにしましょう。

地植えの場合

地植えの場合、根付いたあとは基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

カーネーションは花がら摘みをする

カーネーションは開花期間中に次々と花を咲かせるので、咲き終わった花は摘み取っておきましょう。

そのままにしておくと、花がらが腐れて病気の原因になります。カーネーションは蒸れに弱く、病気になりやすいので株を綺麗な状態に保つことが大切です。

切り戻しをして蒸れを防ぎ、株を休ませる

高温多湿には弱いので、梅雨前に株全体を半分くらいに切り戻して風通しをよくしておきます。暑さに弱い夏は、株を短くしておくことで株を休ませることができます。

切り戻しのタイミングは梅雨前と秋の2回です。

母の日のカーネーションを自分で育ててみよう!

普段は買うだけのことが多いカーネーションの花ですが、自分で育ててみるとまた違った魅力を見つけられると思います。

自分で育てたカーネーションを母の日にプレゼントするのも良いと思います。ぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか。

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