ポピーの育て方・栽培方法のコツ

ポピーの育て方。種まき・植え付けの方法。移植はダメ?水やりや肥料の頻度は?
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ポピーはケシ科の秋まき1年草で、別名ヒナゲシと呼ばれています。春にゆらゆらと風に揺れる大きな花がとても綺麗な植物です。

そんなポピーの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

ポピーの特徴について

ポピーという名前はケシの総称の呼び名で、よく出回っているのはアイスランドポピー(シベリアヒナゲシ)という花です。

草丈は10cm〜90cmほどで、茎が長く伸びてその先に10cm前後の大きな花を咲かせます。花色は赤や黄色・ピンク・白などビタミンカラーが多いです。

ポピーの育て方スケジュール

ポピーの開花時期は春から夏にかけてです。比較的長く花を楽しむことができます。

種まきは秋にしますが、ポピーは移植を嫌うものが多いので、種から育てる場合は直播きで植え替えをしないようにして育てます。

移植に強い品種の場合は、植え付けは春か秋のどちらかに行います。苗を購入して植え付ける場合は、春に苗が出回るので春に植えて夏まで花を楽しむ流れになります。

種まき 9月〜10月
植え付け 2月〜3月、10月〜11月
開花 4月〜7月

ポピーがよく育つ土の性質

ポピーは水はけの良い土を好みます。

地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。

ポピーに必要な肥料

ポピーは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

あまり肥料を必要としない植物なので生育期間の追肥は必要ありません。

ポピーを植える時のポイント

タネまきの方法

直播の場合は、種がとても小さいので流れないように、育てる場所に先に水をまいて湿らせておきます。そのあと種をまいて薄く土をかぶせてください。本葉が2枚になったら間引きをして、20cmほどの間隔にします。

アイスランドポピーなど移植もできるものは、鉢などに同様の方法で発芽させて、本葉が2枚になったらポットに1株ずつ移植して育てられます。

いずれにしてもそのまま直播きで育てたほうが手間も少なく簡単です。

苗を植える時

ポピーの苗を植え付ける時は、根は崩さずそのまま植え付けます。

植え付けの時に根を痛めないように注意してください。

ポピーを育てるのに適した場所

ポピーは日にしっかり当てることで丈夫に育ちます。

高温過湿に弱いので、風通しも良い場所だと蒸れを防げます。

ポピーの水やりの頻度

植え付け直後はしっかり水やりをしてください。過湿に弱いため、水のやりすぎは禁物です。

地植えの場合

地植えの場合、植え付け直後の水やりが終われば基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

ポピーは花が咲き終わったら茎を切る

花が咲き終わる頃になったら、花が咲いていた茎の根元を切りましょう。

花がら摘みをしておくと、新しい花が咲きやすくなり花を長く楽しめます。

春の風に揺れるポピーを楽しもう

ポピーは日本でも公園や名所などでたくさん植えられているところも多いので、比較的なじみのある花だと思います。

ちなみにポピーを麻薬の原料になるケシの花と混同していて「ポピー=危ない花」と誤解されている方もいます。

確かにポピーはケシの総称ですが、園芸用や野原で見かけるアイスランドポピーやヒナゲシ・ナガミヒナゲシはモルヒネなどの麻薬の原料にはならないので安心して育ててくださいね。

大きくて鮮やかな花が揺れる姿はみていてとても癒されますよ。ぜひ一度ポピーを育ててみてはいかがでしょうか。

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