ヤグルマギク(矢車菊)の育て方・栽培方法のコツ

ヤグルマギク(矢車菊)の育て方。種まき・植え付けの方法は?肥料は必要?
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ヤグルマギクはキク科の秋まき1年草で、別名セントーレア、コーンフラワーと呼ばれています。切り花に最適で、肥料いらずで育てやすいため初心者の方にもおすすめです。

そんなヤグルマギクの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

ヤグルマギク(矢車菊)の特徴について

矢車菊はヨーロッパやアジアに分布する植物ですが、海外では麦畑やとうもろこし畑でも咲いているので野花のイメージも強いです。

草丈は高く1mほどになるので、茎が長く切り花としても楽しめます。

花の形は細長い尖った花びらが密集していて、矢車のように見えることからこの花の名前がついています。花色は白やピンクの他に、鮮やかな青や濃い紫の矢車菊もあります。

ヤグルマギク(矢車菊)の育て方スケジュール

ヤグルマギクは秋に種まきをして、春に花を咲かせます。

植え付けは秋と春の2シーズンできますが、秋に植え付ける場合は本格的に寒くなる前に植え付けて根付かせないと生育が悪くなったりします。

種まき 9月
植え付け 3月、10月〜11月
開花 4月〜6月

ヤグルマギクがよく育つ土の性質

ヤグルマギクは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。

ヤグルマギクに必要な肥料

ヤグルマギクは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

肥料をやりすぎると茎が伸びすぎてしまうので、与えなくても構いません。

ヤグルマギクを植える時のポイント

タネを植える時

発芽温度は15度から20度ぐらいなので、春になって気温があがってきた頃が最適です。

鉢に種まきをして薄く土をかぶせたら、乾燥に気をつけて発芽させます。本葉が2枚になったらポットに移植してください。

苗を植える時

本葉が5枚〜6枚になったら植え付けのタイミングです。

地植えにする時は間隔を30cmほど余裕をもってあけておきましょう。

ヤグルマギクを育てるのに適した場所

ヤグルマギクは日当たりの良い場所を好みますが、3時間〜5時間程度の日当たりの場所でも育ちます(若干開花時期や生育が遅れます)。

ある程度日当たりがよければ丈夫に育つので、色々な場所で育ててみてください。

ヤグルマギクの水やりの頻度

植え付け直後はしっかり水やりをしてください。

地植えの場合

地植えの場合、植え付け直後の水やりが終われば基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

ヤグルマギクは春に摘芯をする

ヤグルマギクは春になって気温があがってくると、一気に茎がのびて草丈が高くなるので、草丈がまだ20cm程度の低い時に茎の一番上を切って摘芯しておきます。

摘芯すると、わき芽がのびて蕾の数が増えます。花数を増やしたい時は春の早い時期に摘芯をするのがおすすめです。

支柱をしておくと倒れにくいので安心

ヤグルマギクは草丈が高いので、風のよく吹く場所だと倒れやすいです。

ある程度育ってきたら支柱をしてあげると、風にふかれても倒れず景観を保てます。

春の風にゆれる綺麗なヤグルマギクを楽しもう

ヤグルマギクは冬の間の生育期間は葉だけで草丈が低く地味な印象ですが、春以降はどんどん大きくなって一株に蕾をいくつもつけて華やかな印象になります。

切り花にしても日持ちするので、自宅で切り花用の花を育てたい方にもおすすめです。

青いヤグルマソウは特にとても花色が綺麗なので、群生してたくさん育ててみてはいかがでしょうか。

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