カラーの育て方・栽培方法のコツ

カラーの育て方。湿地性・畑地性で育て方は違うの?球根の植え付け・掘り上げの方法は?
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カラーはサトイモ科の春植え球根で、別名カイウと呼ばれています。カラーは鉢植えや切り花としてもよく見かけるので日本でもなじみのある植物ですよね。

そんなカラーの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

カラーの特徴について

カラーは南アフリカ原産の植物で、草丈は低いものは15cmほど、大きなものだと1mになるものもあります。

品種によって大きく2つに分かれ、湿った環境を好む湿地性と、乾いた環境を好む畑地性があります。品種によって違うので、育てる時はどの環境を好むか必ず確認しましょう。

花はラッパのように大きく広がった形をしていて、花のように見える周りの部分は苞(ほう)と呼ばれるもので、中心にある黄色の棒状のものが花です。

花色は白をよく見かけますが、他には赤や黄色、紫などがあります。

カラーの育て方スケジュール

湿地性と畑地性で若干育てる時期が変わってきますので個別にご紹介します。

湿地性のカラーの場合

湿地性のカラーは開花時期は梅雨時期から夏にかけてが見頃です。植え付けは畑地性の品種よりも少し遅めで5月以降が適しています。

植え付け 5月〜6月
開花 6月〜9月

畑地性のカラーの場合

畑地性のカラーは湿地性に比べて若干スケジュールが早めです。また畑地性は毎年球根を掘り上げて管理します。

カラーがよく育つ土の性質

湿地性のカラーの場合

湿地性のカラーは湿った土を好みます。地植えの場合は腐葉土をよく混ぜて水持ちをよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土6:腐葉土4の配合の培養土を作りましょう。

畑地性のカラーの場合

畑地性のカラーは乾燥気味の土を好みます。地植えの場合は腐葉土と川砂を混ぜて、水はけをよくしてください。

鉢植えの場合は、赤玉土6:腐葉土2:川砂2の配合の土を作りましょう。川砂の代わりに軽石を混ぜるのも良いですね。

カラーに必要な肥料

カラーは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

緩効性肥料以外にも、有機肥料を加えるのもおすすめです。

カラーの球根を植える時のポイント

カラーは球根を購入して植え付けるのが一般的です。ここでは球根の植え付けるポイントをご説明します。種から育てたい場合は、自分でまずカラーを育てて花がらから種を採取しましょう。

球根を植える時

カラーの球根を植える際は、5cmほどの深さに植え付けることがポイントです。そのまま植え付けても良いですが、急に水を与えると腐れることもあるので、一旦湿った土の中で1週間ほど保管してから植え直すのもおすすめです。

地植えの場合は間隔を20cmほどあけて、鉢植えの場合は15cmの5号鉢に1株が植え付けの目安です。

カラーを育てるのに適した場所

湿地性・畑地性どちらも生育期間の春は日当たりがよく、夏の暑い時期は半日陰で比較的涼しい場所が適しています。

カラーの水やりの頻度

植え付け直後はしっかり水やりをしてください。湿地性の場合は水切れに注意し、畑地性の場合は過湿に気をつけることが大切です。

地植えの場合

地植えの場合、植え付け直後の水やりが終われば基本的に水やりは不要です。土の状況を見て補助的に水やりをするのは問題ありません。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

カラーの掘り上げ・植え替え

畑地性は掘り上げをする

畑地性のカラーは毎年花が咲き終わって葉が枯れたら球根を掘り上げます。

涼しいところでよく乾燥させてから、5度以上の凍らない場所で管理して春にまた植え付けます。

植え替えは毎年する

湿地性・畑地性どちらも鉢植えで育てている場合は、数年に1度根詰まりの予防や生育をよくするために植え替えをします。

植え替え時期は春の時期がおすすめです。地植えの場合は基本植えたままで大丈夫です。

つややかなカラーの花を楽しもう

葉も大きくつややかな印象のカラーは地植え・鉢植えどちらでも育てられる植物です。生育期間は日当たりの良いところで管理することと、湿地性と畑地性で水やりや土の環境を使い分けることが大切です。

生け花として飾ってもとても絵になる花なので、室内でも楽しんでみてはいかがでしょうか。

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