ツルハナナスの育て方・栽培方法のコツ

ツルハナナスの育て方。植え付け・土作りの方法は?花後の処理・剪定の時期は?
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ツルハナナスはナス科の常緑つる性低木で、別名ソラナムと呼ばれています。寒さにも強いので、庭に地植えをして育てることもできる植物です。

そんなツルハナナスの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

目次

ツルハナナスの特徴について

ツルハナナスはつる性なので、つるが伸びてその先にたくさん花をつけます。つるが伸びるので、フェンスやトレリスに絡ませて育てると美しい樹形を楽しめます。

花は5枚の花びらが星型について、花色は白や淡い紫が主流です。とても透明感があって綺麗な雰囲気ですよ。

草丈は品種によって低いものだと50cm程度から、大きいものでは2mを超えます。

ツルハナナスの育て方スケジュール

ツルハナナスは苗を購入して育てるのが一般的です。

株を増やしたい時は挿し木をして増やすことが可能です。

植え付け 4月〜6月
開花 7月〜10月

ツルハナナスがよく育つ土の性質

ツルハナナスは水はけの良い土を好むので、地植えの場合は腐葉土と堆肥を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えなどに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。

ツルハナナスに必要な肥料

ツルハナナスは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

追肥は生育期間は月に2回ほど液肥を与えるか、置き肥をしてください。

ツルハナナスを植える時のポイント

苗を植える時

ツルハナナスはつるが伸びて大きくなるので、地植えの場合は1mほど周りのスペースをあけて植え付けてください。また誘引できるものを近くに設置しておきましょう。

鉢植えの場合は最初から大きな鉢には植えず、定期的に植え替えをして鉢のサイズを大きくしていきます。

ツルハナナスを育てるのに適した場所

ツルハナナスは日当たりが良い場所で育ててください。半日陰のあまり日の当たらない場所でも育てることは可能です。

ただし北風があたるような場所は避けたほうが冬越ししやすくなります。

ツルハナナスの水やりの頻度

植え付け直後はしっかり水やりをしてください。比較的水を好む植物なので、乾燥しすぎには注意してください。

地植えの場合

地植えの場合、植え付け直後の水やりが終われば基本的に水やりは不要です。夏の時期は日照りが続いて、土が乾燥する場合は補助的に水やりをしましょう。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

ツルハナナスの花が咲きおわったあとの処理

ツルハナナスは咲き終わった花は摘み取り、伸びすぎた枝は切り戻して短くします。

大きく剪定する場合は、花が咲いている時期以外の春や秋に行います。

鉢植えのツルハナナスは定期的な植え替えを

生育が旺盛なツルハナナスは、鉢植えで育てると根詰まりを起こしがちです。そのままだと生育が悪くなるので、毎年植え替えを行いましょう。

植え替え時期は4月ごろが適期です。植え替える時はひとまわり大きな鉢に植え替えてください。

挿し木の増やし方

ツルハナナスは挿し木をすると株を増やすことができます。

花後の処理や剪定で切った新しい枝を10cmほどの長さにして、湿った赤玉土などに挿して明るい日陰で管理すると、根が出てきて新しい株として育てることができます。

定期的に挿し木で株を増やしておくと、元の株が弱ってきた時なども挿し木で増やしたものを新たに育てれば良いので安心だと思います。

庭で誘引して育てれば、夏の暑さを涼しげにしてくれる

薄い紫や白い花をたくさん咲かせるツルハナナスは、暑い夏の時期をさわやかに演出してくれます。

つるがよく伸びて大きくなるので、緑のカーテンとして日よけにも利用できます。

ツルハナナスを育てて涼しげな夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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