ヤロウはキク科の多年草で、別名ミリフォリア、アキレアと呼ばれています。

ヤロウはさまざまな効果があることから、昔から薬用として使われてきたハーブです。発汗作用があるので風邪の時にハーブティーとして飲むのもおすすめです。

そんなヤロウの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

ヤロウの特徴について

ヤロウはヨーロッパ原産の植物で、草丈は大きくなると1mぐらいまで成長します。

葉はぎざぎざした形をしていることから、和名ではセイヨウノコギリソウという名前がつけられています。

花は上に向かって細く伸びた茎の先に、たくさんの小花が密集して咲きます。丈夫な植物なので初心者の方でも育てやすいハーブです。

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ヤロウの育て方スケジュール

ヤロウは春と秋が種まきの時期になります。

夏の暑い時期に花を咲かせ、花を収穫したい時は早めに摘み取ります。

葉の収穫は暖かい時期であれば、いつでも収穫できます。

種まき 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
葉の収穫 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

ヤロウがよく育つ土の性質

ヤロウは水はけの良い土を好みます。

地植えの場合

腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えの場合

自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。

草花用の市販の土でも構いません。

ヤロウに必要な肥料

ヤロウは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

肥料はあまり必要としない植物なので、追肥は必要ありません。

ヤロウの基本的な育て方

ヤロウの基本的な育て方

ヤロウの発芽温度

15度〜20度

ヤロウの種まき

タネが細かいので育苗箱やピート板に種をまくと育てやすいです。

種まきをしたら薄く土をかぶせ、霧吹きか底面吸水で水やりをしながら管理すると発芽します。

間引きをして丈夫なものを残し、本葉が5〜6枚になったら定植します。

苗の植え付け、間隔

生育が良く、地下茎で増える植物なので地植えの場合は50cmほど間隔をあけておきましょう。

鉢植えの場合も1つの鉢に1株だけ植えてスペースに余裕をもたせます。

水やりの頻度

高温多湿を嫌う植物なので、水のやりすぎに注意しましょう。

地植えの場合は雨がふるので水やりは必要ありません。

鉢植えの場合は、朝に土の表面をさわって乾いている時だけ水やりをしてください。

花がら摘み

夏に花が咲き終わったら、花茎の根元の部分から切り取ります。花がら摘みをしておくと、秋にまた花が咲くことがあります。

剪定・切り戻し

夏の高温多湿には弱いので、暑い時期は込み入った部分を切って風通しをよくしておきましょう。

梅雨時期に株全体を軽く切り戻して、蒸れを防ぐのもおすすめです。

冬の管理

寒くなると地上部が枯れてくるので、茎全体を短く切り取っておきます。

ただし根は生きているので、水切れしない程度に控えめに水やりをして育てましょう。寒さには強いので、極端に寒い地域でなければ防寒の必要もありません。

ヤロウを育てるのに適した場所

ヤロウは日当たりと風通しの良い場所で育ててください。

夏は半日陰の場所で日光を少し制限したほうが夏越ししやすいです。

ヤロウの増やし方

生育が旺盛な植物ですが、何年も育てていると次第に株が弱ってくるので、3〜4年に1度は株を更新して育てなおす必要があります。

株の更新は、春か秋に株分けか挿し木でできます。

株分け

掘り起こしたら1株に芽がいくつか残るようにして、ナイフやハサミで切り分けてから植え直します。

挿し木

新しく伸びた枝を10cmほどの長さに切って、下のほうの葉を落とします。湿らせた赤玉土など清潔な土にさして、乾燥しないように管理すると根が出てきます。

根がよく育ったら、定植して育ててください。

ヤロウの収穫

花を収穫する時は、開花したら早めに茎の部分から摘み取って収穫します。

葉を収穫したい時は、花が咲いてしまうと葉が硬くなるので花はつぼみの段階で切り取ったほうが良いです。まだ若くやわらかい葉であれば、生のままでもサラダとして食べられます。

ヤロウは初心者におすすめの薬用のハーブ

ヤロウは生育が良いので、水はけと日当たりのよい環境で育てればぐんぐん大きくなる育てやすい植物です。

葉には少し辛味のあるピリッとした風味がありますよ。

数年おきに株の更新が必要ですが、薬用にも使えるハーブですし、すっきりと立つように育つ草姿も綺麗なのでぜひヤロウを育ててみてはいかがでしょうか。

2018年6月6日 ハーブの育て方