カウスリップはサクラソウ科の多年草で、別名プリムラベリス、ペイグルと呼ばれています。春に咲く花として人気のプリムラ・ポリアンサがありますが、その花の交配原種がカウスリップ(プリムラベリス)です。

そんなカウスリップの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

カウスリップの特徴について

カウスリップは草丈が20cm程度と低く、プリムラの中でも食用として使うこともできる植物です。

花は黄色や赤の花色が多く、伸びた茎の先から小花を5〜10ほど四方に咲かせます。少しうつむいたように咲くのが見た目の特徴です。

カウスリップは葉や茎をハーブとして利用すると、鎮静・抗炎症作用などの薬用効果があると言われています。また花はエルダーフラワーとして食べることができ、砂糖漬けにして飾りづけにも使われています。

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カウスリップの育て方スケジュール

カウスリップは他のプリムラと同様に春に咲く植物です。

種まきから育てるのは少し難しいので、苗を購入して植え付けたほうが簡単で育てやすいです。寒さに強いので冬越しもしやすく、地植えでも育てられます。

種まき 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
収穫 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

カウスリップがよく育つ土の性質

カウスリップは水はけの良い土を好みます。

地植えの場合は腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えに自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。

カウスリップに必要な肥料

カウスリップは苗を植え付ける時に、元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

カウスリップの育て方

カウスリップの発芽温度

気温が高いと発芽しないので、18度以下の涼しい環境が理想です。秋になり気温がしっかり下がってから種まきをします。

種まきの前に冷蔵庫で保管して、寒さに当てておくと発芽しやすくなります。

カウスリップの種まき

好光性の種なので、ピート板に種まきをして土は被せずに光に当てて育てます。皿に水を入れて底面吸水させるか、霧吹きで水をやり種が飛ばないようにしましょう。

丈夫なものを残して、本場が6枚ぐらいになったら花壇や鉢に植え替えます。

カウスリップの苗の植え付け

苗を購入した場合は根鉢は崩さずにそのまま植え付けます。

植え付けの間隔

地植えの場合は15cmほど、鉢植えの場合は5cmほど間隔をあけておきましょう。高温多湿に弱いので、風通しをよくして蒸れないように植えるのがポイントです。

カウスリップを育てるのに適した場所

日当たりの良い場所だとよく育ちますが、夏の暑さに弱いので半日陰が育てやすいです。

地植えの場合は落葉樹の近くであれば、夏は日差しを制限できます。冬は腐葉土や落ち葉でマルチングをして土が凍らないように予防しておきましょう。

鉢植えの場合は、春や秋は日当たりの良い場所で育てて、夏は半日陰の涼しい場所に移動させてください。

カウスリップの水やりの頻度

植え付け直後はしっかり水やりをしてください。

地植えの場合

地植えの場合、植え付け直後の水やりが終われば基本的に水やりは不要です。

プランター・植木鉢の場合

プランターや植木鉢の場合は土が乾燥しやすくなっているので、土の表面が乾いているのを確認してからしっかり水やりをしてください。

カウスリップは定期的に植え替えて株分けをする

植えっぱなしでも育つ植物ですが、2〜3年に1度は地植え・鉢植えどちらも掘り起こして、株分けをしてから植え直すと丈夫に育ちます。

株分けは秋になり涼しくなる10月〜11月ごろが最適です。

カウスリップの収穫

カウスリップをハーブとして収穫する時は特に春の3月〜6月にかけてがおすすめです。

利用する分だけ葉を切って、生であればサラダに入れて食べたり、乾燥させてドライハーブとして使えます。

寒さにも強く育てやすく、ハーブとして楽しめる

プリムラは花を楽しむ園芸植物ですが、その仲間であるカウスリップはハーブとしての役割が強く食べられる植物として知られています。

葉だけでなく花も食べられるので、園芸用に目で見て楽しむことも、ハーブとして食用で楽しむこともできるので便利ですね。

草丈が低いので地植えだけでなく、鉢植えでも育てられるお手軽な植物ですよ。ぜひ一度カウスリップを育ててみてはいかがでしょうか。

2018年5月22日 ハーブの育て方