ヒソップはシソ科の多年草で、別名ヤナギハッカと呼ばれています。寒さと乾燥に強く、地植えでも育てられるハーブの一種です。

そんなヒソップの育て方や気をつけたいポイントについて、この記事でご説明します。

ヒソップの特徴について

ヒソップは草丈が50cmほどで、上に向かってまっすぐに伸びた先に白や青紫の小さな花が穂状に咲きます。

ヤナギのような葉をしていて、ミントのような爽やかな香りがすることから和名ではヤナギハッカという名前がつけられています。

葉はハーブティーとして楽しめ、また花は香りがあるのでリキュールの香り付けなどに使われています。

乾燥ぎみに育てて、過湿にしないことがうまく育てるコツです。

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ヒソップの育て方スケジュール

ヒソップの種まきは4月〜6月ごろが適期です。種からでも育てられますが、種が小さく細かいので苗を購入したほうが簡単だと思います。

植え付けは涼しくなった秋でも可能です。葉や花の収穫は、気温の高い初夏から秋にかけて行います。

種まき 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
収穫 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

ヒソップがよく育つ土の性質

ヒソップは酸性の土を嫌い、水はけの良い土を好みます。

地植えの場合

地植えの場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜて土のPHを中和します。

そのあと腐葉土を混ぜて通気性をよくしてください。

鉢植えの場合

自分で土を作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の基本的な配合の培養土を作りましょう。少量の苦土石灰も混ぜておき、土を弱アルカリ性の環境にしておきます。

ヒソップに必要な肥料

ヒソップは苗を植え付ける時に、元肥として牛糞などの堆肥を土に混ぜておきます。

生育期間中は、植え付けて花が咲くまでの間は1週間に1回液肥を与えてください。

ヒソップの基本的な育て方

ヒソップの発芽温度

15度〜20度

ヒソップの種まき

種が非常に細かいので、ビート板や深さの浅い鉢に土を入れ、種をまきます。

ヒソップは日光にあてると発芽するので、土はかぶせずに霧吹きや底面給水で水やりをしながら明るい場所で管理します。

発芽して本葉が増えてきたら、庭や鉢植えに定植させます。

苗の植え付け、間隔

ヒソップは高温多湿を嫌うので、地植えの場合は30cmほど余裕をもってスペースをあけておくと風通しが良くなります。

水やりの頻度

乾燥を好み、過湿を嫌うので水やりは控えめにします。水をやりすぎると根腐れを起こして枯れてしまいます。

地植えの場合は雨が降るので必要ありません。鉢植えは土が乾いているのを確認してから水やりを行います。

摘心

生育中に10cm以上育ってきたら、茎の先端を軽く切っておくと脇芽が出て、葉や花の数を増やすことができます。

剪定・切り戻し

高音多湿に弱いので、夏前に全体を軽く切り戻しておくと蒸れを防げます。

冬の寒い時期も一度短く切り戻しをすると、春以降に綺麗に育ちます。

ヒソップを育てるのに適した場所

ヒソップは日当たりの良い場所で育てることで、花つきもよくなり丈夫に育ちます。真夏は半日陰のほうが、株が弱りにくいです。

日当たりが悪い場所だと土も湿った状態になりやすいので、日当たりと風通しを重視しましょう。

冬の管理

冬は休眠期間に入るので地上部は短めに切り戻しておきます。切り戻しをしておくと、春に葉や茎が綺麗に出そろいます。

寒い時期は株の周りにワラや腐葉土でマルチングをしておくと寒さを予防できます。

ヒソップの収穫

収穫は初夏から秋のよく育つ時期に行いますが、花が咲く前の時が一番香りもよいので収穫におすすめです。

切り戻しと収穫をかねて、開花前に全体を短く切っておくと良いでしょう。

収穫したヒソップの葉は生でも楽しめますし、乾燥させてドライハーブとして保存もできます。

ヒソップの増やし方

ヒソップは種を収穫して増やすこともできますが、挿し木で増やすほうが簡単です。

初夏のまだ気温が高くな時期に、新しい枝を10cmほどの長さに切り、水でよく湿らせた赤玉土など清潔な土に挿して乾燥しないように管理すれば、半月ほどで根が出ます。

根がしっかり出たら取り出して、新しい鉢に植え替えて育ててください。

爽やかな香りのヒソップをハーブティーで楽しもう

爽やかな香りのヒソップをハーブティーで楽しもう

ミントのような爽やかな香りのするヒソップはハーブティーにおすすめです。

一株育てるだけでも十分大きくなるので、たくさん葉や花を収穫できますよ。白や青紫の花もさわやかで綺麗なので、観賞用に育てるのも良いと思います。

夏の季節にぜひヒソップを育ててみてはいかがでしょうか。

2018年6月2日 ハーブの育て方