腐葉土(ふようど)とは?腐葉土の基本的な使い方・特徴・効果について。

腐葉土(ふようど)とは?腐葉土の基本的な使い方・特徴・効果について。
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腐葉土(ふようど)は赤玉土(あかだまつち)と同じく、植物を育てる時の用土としてよく使われているスタンダードな土です。それぞれの土がどういう役割をしているのかを知っておくと、土作りの時に役立ちますよ。

この記事では、腐葉土とはどういう土なのか、また腐葉土の効果・特徴・使い方についてご説明します。

目次

腐葉土とは?

腐葉土は腐植土(ふしょくど)とも呼ばれますが、一般的に樹木の葉や枝が分解された土状のものを腐葉土と呼びます。腐葉土は落葉樹や広葉樹の葉や枝が主に使われています。

どうやって分解されるかというと、土の中にいる微生物の働きによって葉や枝が分解されます。この分解された葉や枝のことを腐植と呼びます。

腐葉土の効果・特徴

腐葉土を使うことによって、土に色々なメリットをもたらしてくれます。

1.保水性・排水性をよくする

腐葉土を混ぜることによって、水はけや水持ちをよくする効果があります。腐葉土をよく見ると細かく葉や枝の形が残っていますが、これがあることによって土の中に小さな隙間が生まれやすくなります。

保水性や排水性が改善されると、植物の根腐れ防止にも役立ちます。

2.通気性をよくする

同様に小さな隙間が生まれることによって、空気の通りがよくなり土の中の根にしっかり酸素が行き渡るようになります。

特に庭の土はそのままだと粘土質だったり硬かったりすることが多いので、腐葉土を混ぜると土質がよくなります。

空気の通りは土を改良しないと解決できないことですが、腐葉土はその点を解決してくれます。

3.保肥性をよくする

腐葉土を混ぜて土が柔らかくなることで、栄養分を土の中に留めておく力が強まります。

保肥性がよくなると、元肥や追肥で与えた栄養分をより長く土の中に保つことができ、植物がより育ちやすくなるんです。

腐葉土の使い方

一般的な培養土の組み合わせに使用

腐葉土は基本的な培養土によく使われていて、一般的な草花用の土の組み合わせは、赤玉土7:腐葉土3の組み合わせです。

庭土の改良にも使える

また庭の土を改良する時にも腐葉土を混ぜておくと、土質がよくなります。

マルチングの材料としても使える

寒い季節に植物の根が凍らないように、株元に腐葉土を厚めにかけて寒さ対策として使うこともできます。

腐葉土は自分でも作れる

庭の落ち葉が多い場合は、自分で腐葉土を作ることもできます。腐葉土に適した葉は油分の少ない落葉樹や広葉樹です。腐葉土を作るには落ち葉(枝)と発酵させるための米ぬかが必要です。米ぬかはスーパーなどに売っている安価なもので構いません。

腐葉土の作り方

落ち葉や細かい枝を集めて、集めた落ち葉が入るぐらいの穴を掘ります。穴に落ち葉を入れて、その上に米ぬかを全体にまき、それを何度か繰り返して何層も重ねます。

最後に土をかぶせて、その上にビニールシートで覆って置石で動かないようにしてください。月に1回はビニールシートを外して、よく混ぜ込みます。混ぜ終わったらまたビニールシートをかぶせてください。

半年から1年ほど繰り返すと、黒っぽい色になり葉や枝の原型が崩れて腐葉土になります。

自宅の落ち葉が多い時はおすすめ

市販の腐葉土を買ったほうがもちろん短時間で簡単ですが、落ち葉が多くて処理に困っているといった場合は自分で腐葉土を作るという方法もあるので覚えておくと役立ちますよ。

定期的に作っておくと庭の土の改良用に使えるので便利だと思います。

腐葉土を使うと、土が改善され植物に適した土になる

というわけで腐葉土の基本的な使い方・特徴・効果についての説明でした。

腐葉土を混ぜると土がふかふかに生き返るので、土質を改善したい時や培養土を作る時にぜひ使ってみてくださいね。

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